チャンドラーを突き動かす最大の原動力は、愛弟子メリオダスに対する常軌を逸した狂信的愛情です。彼にとってメリオダスは「次期魔神王にふさわしい最高傑作」であり、自己の存在意義そのものでした。
それゆえに、メリオダスを骨抜きにして魔神族を裏切らせる原因となった女神族のエリザベスに対しては、「メリオダス坊ちゃんを誑かした忌々しい女」として激しい憎悪と殺意を向け続けます。メリオダスのためなら自身の命すら顧みない忠誠心を持ちながら、その愛は極めて自己中心的で独善的という、魔神族特有の歪んだ精神構造が色濃く描かれています。