国獣の公式ポストが空席であるにもかかわらず、海外から見た日本の国獣として圧倒的な支持を集めているのが「柴犬(Shiba Inu)」です。
柴犬は1936年に天然記念物に指定された日本原産の在来犬種であり、国内で飼育される日本犬の約8割を占めます。海外で日本の国獣として扱われるようになった契機は、2010年代以降に欧米のインターネットミーム(Doge)として爆発的な人気を博したことにあります。さらに、忠犬ハチ公に代表される日本犬の「主人に対する絶対的な忠誠心と愛らしさ」が世界的な共通認識として定着しました。
海外の動物ポータルサイトや教育コンテンツでは、日本の公式見解を知らないまま「Japan’s National Animal = Shiba Inu」と紹介する事例が後を絶ちません。この現象こそが国獣柴犬の真相であり、大衆文化とグローバルなネットコミュニティが作り出した現代ならではのシンボル像といえます。