自立度ランクは、市区町村の調査員による介護保険 認定調査票の聞き取り調査と、かかりつけ医が作成する主治医意見書の2つの書類によって決定されます。しかし、現場では判定の食い違いや、実態より軽く判定されてしまうケースが後を絶ちません。
地域包括支援センターやケアマネジャーの聞き取り取材では、調査現場で起こる特有の現象が指摘されています。調査員が自宅を訪問した際、本人がプライドや緊張から「普段はできないこと」を「できます」と答えてしまう「取り繕い行動」です。
「普段はベッドから自力で起き上がれず粗相をしてしまう父が、調査員の前では背筋を伸ばし『全部一人でやっています』と笑顔で答えてしまい、自立度ランクが低く判定されてしまった」という家族の手記や相談は、介護コミュニティでも頻繁に共有されています。
適切な判定を受けるためには、事前の準備が欠かせません。以下の表のように、普段の具体的な困りごとを記録したメモを作成し、認定調査員と主治医の双方に手渡す工夫が有効です。