この計算技術は、意外な場所で実務に役立っています。
例えば、建設現場や農業の現場です。地面に積み上げられた砂利や堆肥、収穫した穀物の山は、自然と円錐に近い形(安息角によって形成される山)になります。この山の体積をおおよそ把握したいとき、わざわざ崩して測るわけにはいきません。遠くから大体の高さと底面の直径を目測し、円錐の公式に当てはめることで、瞬時に「約何立方メートルあるか」を算出しているのです。
また、食品業界でもパッケージデザインやアイスクリームのコーンの容量計算など、コスト管理の裏側でこのシンプルな数式が日々活躍しています。