幼虫を室内で育てる際は、市販のプラスチック製昆虫飼育ケースや通気性の良いメッシュケージを活用します。ケース内環境を整える上で最も気を配るべきは「通気性の確保」と「毎日の清掃」です。
底にはキッチンペーパーや新聞紙を敷き、毎日取り替えて糞を取り除きます。終齢幼虫の糞は水分を含んだ大きな黒い粒で、放置するとケース内の湿度が跳ね上がり、病原菌やカビが繁殖して幼虫が感染症にかかる原因となります。葉を長持ちさせるために小さな瓶やフィルムケースに水を入れ、そこに葉のついた枝を挿す方法が一般的ですが、その際は瓶の口を脱脂綿やラップで隙間なく塞ぐことを忘れてはいけません。幼虫が水の中に滑り落ちて溺死する事故が極めて多いためです。
また、乾燥を嫌うからといって幼虫の体に直接霧吹きで水をかける行為は厳禁です。気門(呼吸器官)が塞がれて窒息死する恐れがあります。湿度の維持はあくまで新鮮な葉の蒸散に任せ、直射日光の当たらない風通しの良い明るい室内にケースを配置するのが理想的です。