英語学習者の多くが「確かに」の直訳として記憶している「That's true.」ですが、ネイティブスピーカーの言語感覚からすると、これは「客観的な事実として正しいとジャッジした」というニュアンスを色濃く含みます。そのため、相手が感情を込めて意見を述べている場面で「That's true.」と返すと、どこか評論家のような距離感が生まれ、共感度が薄れて聞こえる場面が少なくありません。
ネイティブが「確かに」と相槌を打つ際、頭の中では主に次の3つの軸が働いています。
第1に「100%の強い同意・共感(Exactly / Absolutely / Definitely)」です。相手の意見に全面的に賛同し、「まさにその通り!」と熱量を合わせる役割を果たします。
第2に「論理的な納得・理解(That makes sense / I see your point)」です。「なるほど、筋が通っている」「その理由なら納得がいく」という知的な理解を示す際に多用されます。
第3に「相手の理を認める部分的な肯定(You have a point / Fair enough)」です。議論や意見の相違がある中で「確かに一理ある」「その見方は妥当だ」と相手の主張に一定の正当性を認める場面で威力を発揮します。