健康診断で心電図異常?房室接合部調律の危険性と放置リスクを解説

健康診断で心電図異常?房室接合部調律の危険性と放置リスクを解説

健康診断で心電図異常?房室接合部調律の危険性と放置リスクを解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご確認ください。

健康診断の心電図判定で「要再検査」や「要精密検査」と印字されていると深刻な事態を想像しがちですが、必ずしも即座に命に関わる危険な病気とは限りません。

危険度と緊急性を判断する最大のポイントは、「心拍数」と「症状の有無」です。房室接合部が打ち出す電気信号の頻度は、構造上1分間に40〜60回程度と、洞結節よりも遅い徐脈になる傾向があります。安静時の脈拍がこの範囲に収まっており、自覚症状がまったくない健康な成人の場合、副交感神経(迷走神経)が強く働いたことによる一時的な現象であるケースも珍しくありません。特にスポーツ選手や若年層の睡眠中・安静時には、生理的な反応として出現することがあります。

一方で、心拍数が毎分40回を大きく割り込む極度の徐脈になっている場合や、後述するような身体症状を伴う場合は、緊急度が一気に上がります。血液を全身へ送り出すポンプ機能が不足し、重要臓器への血流が低下している恐れがあるためです。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。