アルトリコーダー運指表と攻略法!ソプラノとの違いと高音サミングの極意

アルトリコーダー運指表と攻略法!ソプラノとの違いと高音サミングの極意

アルトリコーダー運指表と攻略法!ソプラノとの違いと高音サミングの極意の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

実技の向上において欠かせないのが、信頼できるバロック式運指表のインプットです。ヤマハ株式会社が提供する「楽器解体全書」などの公式技術資料でも明記されている通り、バロック式運指は音響工学的に正しいピッチ(音程)を保つために設計されており、派生音(臨時記号)の演奏を前提とした合理的な配置になっています。

基本音階(F4〜F5)のスムーズな移行法

アルトリコーダーの基本オクターブを演奏する際、アルトリコーダー指使い初心者がつまずくのは「実音シ♭(B♭4)」の押さえ方です。小学校のジャーマン式ソプラノリコーダーに慣れた手は、下から順番に指を離していけば音階が上がると錯覚しがちです。しかし、バロック式のアルトリコーダーで「シ♭」を鳴らすためには、フォークフィンガリング(クロスフィンガリング)と呼ばれる特殊な指使いを用います。

具体的には、左手の親指・人差し指・中指・薬指で孔を塞いだ状態から、右手中指と薬指も同時に塞ぎ、右手人差し指だけを開放します。中抜けの形で穴を塞ぐことで管内の空気の振動長を調整し、正確なピッチのフラット音を作り出します。この運指の感覚に慣れることが、アルトリコーダー攻略の第一歩です。

シャープ・フラット派生音運指の攻略

中学校の器楽合奏やアンサンブルの曲目では、ト長調(♯1つ)やニ短調(♭1つ)だけでなく、臨時記号を含む楽曲が頻繁に登場します。シャープ・フラット派生音運指で特にミスが多発するのは以下の2点です。

1つ目は「実音ファ♯(F♯4)」。この音は最低音の半音上であり、右手小指が担当する最下部のダブルホールのうち、外側の小さな穴だけを開放して内側を塞ぐ(またはその逆の)ハーフホール操作が求められます。指の腹を斜めにずらし、片方の小さなトーンホールだけを正確に密閉する感覚を指先に覚え込ませる必要があります。

2つ目は「実音ソ♯(G♯4)」。これも右手薬指のダブルホール操作が関与します。教育現場の取材でも、「ダブルホールの片方を塞ぐ際に隣の穴まで隙間が空いてしまい、異音が鳴る」という相談が絶えません。机の上にリコーダーを置き、鏡で手元を視覚的に確認しながら指先の角度を微調整する基礎練習が確実な近道です。

自宅学習を加速させる「アルトリコーダー運指表PDF印刷」の活用

楽譜の横にスマートフォンを置いて運指を調べる中学生も増えていますが、画面の自動スリープやスクロールの手間が練習の集中力を削ぐ要因になっています。教育サイト「家勉キッズ」や教育出版各社、ヤマハアルトリコーダー運指表の公式サイトでは、A4サイズで印刷可能なPDF形式の運指図版が無償公開されています。これらをアルトリコーダー運指表PDF印刷して譜面台の横に常時クリップ留めしておく環境作りが、練習効率を劇的に引き上げます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。