現在、購入検討者の注目を最も集めやすいのが、山口市中古マンションのリノベーション済み物件です。築30年を超えていても、室内はまるで新築のような無垢調フローリングや最新のシステムキッチンが広がり、モデルルームさながらの空間に魅了される買い手は後を絶ちません。しかし、この「見た目の美しさ」こそが、地方中古マンションにおける最大の盲点になり得ます。
リノベーション済み物件の多くは、買取再販業者が古い内装を一新して利益を乗せて再販しています。注意すべきは、壁のクロスや床材の張替えといった「表層リフォーム」にとどまり、床下の給排水管(銅管や鉄管)の更新、あるいは断熱施工が省かれていないかという点です。給排水管が当時のまま放置されていた場合、入居後数年で階下への漏水事故を引き起こし、多額の自己負担修繕を強いられる悲劇も実際に報告されています。
また、ライフスタイルの多様化に伴い、山口市の中古マンションでペット相談可の住戸を希望する声は年々増加しています。しかし、ここにも書類上の規約と現場の乖離が存在します。
「規約上は『相談可』と書かれていても、実際には『抱きかかえられる小型犬1頭のみ』『体長50センチ以下』といった厳格な細則が存在することが一般的です」と地元管理会社の関係者は指摘します。さらに、築年数の古いマンションでは、共用エレベーターにペット同乗を示す防犯機能がなく、住人間で鳴き声や毛の飛散をめぐるトラブルが表面化している現場も少なくありません。住戸内のリフレッシュ具合だけに目を奪われず、規約細則と住民感情のリアルを事前に確認する作業が不可欠です。