今回、役所広司が演じるのは、過去のトラウマに囚われながら町の警察署で静かに時を過ごすベテラン刑事。一方の満島ひかりは、失踪した男を待ち続ける謎多き女を好演している。一見すると交わることのない二人の運命が、一つの不可解な事件をきっかけに狂おしく交錯していく。
「満島さんとの現場は、まるで本物の刃物で切り結んでいるような感覚だった」と役所が語れば、満島も「役所さんの眼差しの中に、言葉以上の熱量を感じて没頭できた」と振り返る。二人が対峙するクライマックスシーンの長回しは、日本のドラマ史に残る名場面となるに違いない。