事件から年月が経過した今、当時の参加者が語る証言からは、ネット上の過熱した噂とは少し異なる真実の姿も浮かび上がってくる。確かに過酷なスケジュールや質素な食事が提供されたことは事実だが、現場のファンたちは決してやけくそになっていたわけではなかった。
推しの幸せを祝うべきか、自分のショックを受け止めるべきか。そんな葛藤を抱えながらも、ファンは炎天下で必死にイベントを楽しもうとしていた。静寂のなかで行われたミニライブや、涙を堪えながら笑顔を見せた飯田圭織本人の姿。そこには、切なくも美しい、アイドルとファンとの真剣勝負とも言える濃厚なドラマが存在していたのである。