デスノート実写はなぜ酷評されるのか?名作邦画とハリウッドの落差

デスノート実写はなぜ酷評されるのか?名作邦画とハリウッドの落差

デスノート実写はなぜ酷評されるのか?名作邦画とハリウッドの落差に関するポイントを徹底的にまとめました。最新データをご確認ください。

邦画版が成功を収めた一方で、「実写はひどい」という評価を決定づけてしまった最大の要因が、2017年に配信された海外版作品だ。動画配信大手Netflixが巨額の予算を投じて制作した『Death Note/デスノート (2017年の映画)』は、公開直後から世界中の原作ファンおよび批評家から激しいバッシングを浴びることとなった。

作品の舞台をアメリカのシアトルに移した本作では、主人公のライト・ターナー(夜神月に相当)が原作のような冷徹な天才ではなく、学校でいじめられ取り乱しやすい感情的な高校生として描かれた。また、Lも感情を爆発させて銃を乱射し、街中を走って犯人を追うような情動的キャラクターへと改変された。原作が誇る高度な頭脳戦や精神的なダーク・ファンタジー要素は鳴りを潜め、代わりに描かれたのは単なる血生臭いスラッシャー映画風の演出とチープな青春ドラマだった。この根本的な解釈違いが、海外映画データベースや日本のSNSで記録的な低評価を叩き出す原因となった。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。