髪の長さやスタイルによって、横に広がるメカニズムと抑え方は異なります。各レングスに特化した具体的なアプローチを取り入れましょう。
肩上のラインで広がりやすい髪が横に広がるボブの対処法としては、毛先の重さを残す「イングラデーション」カットを取り入れつつ、アイロンを通す際に毛先を強く内巻きにしすぎないことが肝要です。毛先を内側に入れ込みすぎると、かえってサイドが球体のように膨らんでしまいます。アイロンは自然なストレートを描くようにまっすぐ滑らせ、耳まわりの内側にある髪の根元をしっかり抑えるのが美シルエットの秘訣です。
耳周りやハチ(頭頂部と側頭部の間の角)が張りやすいショートヘア横の広がりには、サイドのボリュームを抑える毛流れ作りが有効です。ドライ時に耳の後ろから前に向かって風を当て、サイドの髪をタイトに耳にかけるスタイリングや、サイドの内側を短く刈り上げるツーブロックベースのショートスタイルが劇的な小顔効果を発揮します。
サイドが立ち上がりやすい男性特有の悩みであるメンズ髪の横の膨らみ抑え方では、骨格補正を意識したドライと整髪料選びが重要です。根元が外に向かって生えている側頭部は、上から手のひらで押さえつけながら温風を当て、そのまま冷風で冷やしてタイトに固定します。近年メンズサロンで定番化した「サイドのダウンパーマ」を取り入れるのも、毎朝のセット時間をゼロにする強力な選択肢です。
雨の日や梅雨時の湿気で髪が広がる時のセット術としては、外気の水分を髪に入り込ませない「油分によるコーティング」が必須となります。ベースに耐湿性のあるスタイリング剤を仕込み、仕上げに湿気遮断スプレーを軽くまとうことで、湿度の高い環境下でも朝のフォルムをしっかり死守できます。