大阪学芸高校の制服がこれほどまでに強い求心力を持つ背景には、同校が設置する「特技コース(旧・芸能・スポーツ系の選抜コース)」の存在があります。東京の堀越高校や目黒日本大学高校(旧・日出高校)と並び、関西における「タレント・アイドルの進学先」としての知名度を確立してきました。
元NMB48の吉田朱里さんをはじめとする女性アイドルや、関西出身の男性アイドルグループのタレントたちが、同校の制服を端正に着こなす姿がメディアや卒業写真などで紹介されるたび、同世代の中高生の間で大きな話題となってきました。「あの先輩と同じ制服を着て高校生活を送りたい」という心理は、受験生にとって強力な志望動機の一つとなっています。
若者文化とメディア論の視点から分析すると、大阪学芸高校の制服は単なる「通学着」を超え、「自己表現と帰属意識を高めるアイデンティティ・シンボル」として機能しています。トラッドで王道なブレザースタイルは、流行に左右されず写真映え(SNS映え)するため、TikTokやInstagram全盛の時代においても色褪せない人気を誇っています。