清風学園の背骨を形成しているのが、高野山真言宗の教えに根差した清風中学校高等学校 宗教教育 仏教です。校是である「徳・健・財」は、単に学力を伸ばすだけでなく、社会から「安心」と「尊敬」と「信頼」を得られる人間を育てることを掲げています。毎朝の朝礼で行われる『般若心経』の読経や、学年ごとに行われる高野山修養行事、100キロメートルを夜通し歩く「100km歩行」など、現代の教育現場では希有となった精神鍛錬プログラムが数多く存在します。
こうした修養教育と並び、同校の名を世界に知らしめているのが課外活動の圧倒的な成果です。とりわけ清風高校 体操部 実績は突出しており、歴代のオリンピック金メダリストをはじめ、日本代表クラスの選手を数多く輩出してきました。池谷幸雄氏や西川大輔氏、米田功氏、冨田洋之氏といった体操史に名を刻む名選手たちがこの天王寺の地で技と精神を磨きました。現在も全国高等学校総合体育大会(インターハイ)や国スポの常連として頂点を争い続けています。
宗教的儀式と徹底した修練環境は、一見すると前時代的に映るかもしれません。しかし、思春期の多感な時期に集団で一つの苦難を乗り越える経験は、卒業生の手記や自著において「社会の荒波に揉まれたときに踏みとどまる強烈な原動力になった」と振り返られるケースが極めて多いのも事実です。