春の卒業式が近づくにつれ、アルバム購入の最終締め切りが迫る。購入するか否かに絶対の正解はない。しかし、感情論に流されず、数十年後の自分を想像して選ぶ視点は持っておきたい。
デジタルの写真は手軽な反面、アカウントの喪失やフォーマットの陳腐化、あるいはスマホの機種変更によっていつの間にか埋もれ、二度と見返されなくなる脆弱性を抱えている。一方で、紙にインクで刷られた物理的な記録は、本棚の片隅に佇み続け、ふとした瞬間に過去の自分と対話するきっかけを強制的に生み出してくれる。
大学という特異なモラトリアムの空間、恩師の表情、今はなき学食の風景、そして当時の自分が何を志していたのか。手元に届く一冊の重みは、数十年後に開いたとき、支払った金額以上の文脈を雄弁に語りかけてくるかもしれない。手元の予算とライフスタイル、そして未来への記録としての価値を天秤にかけ、納得のいく答えを出してほしい。 (出典: 大学 卒業 アルバム(Yahoo!ニュース))
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