ソーシャルメディア上におけるファンの反応は、かつての「いつ再開するのか」という苛立ちから、作品の完結を願う「保護者的共感」へと明確に変容しています。冨樫氏の公式Xで原稿の進捗を示す画像が投稿されるたび、Xや5ちゃんねる、さらには海外の大手掲示板Redditでは、以下のような声が飛び交っています。
「先生がペンを握ってくれているだけで感謝しかない。健康第一で、1日1コマでも進めてくれれば十分」「414話が完成したということは、王位継承戦の裁判編や旅団の過去編の続きが読めるのか。生きているうちに暗黒大陸の全貌を見たい」「文字数がどんなに多くても構わない。冨樫先生の思考そのものが読めること自体が至高のエンタメ」
一方で、長期化する連載期間に対する現実的な懸念も根強く存在します。主要キャラクターであるクラピカの寿命問題や、複雑怪奇を極める念能力の心理戦が未完のまま終わるのではないかという不安です。しかし、ネームの進捗が可視化されたことで、コミュニティ内の空気は「待たされる絶望」から「制作プロセスをリアルタイムで伴走する高揚感」へと完全にシフトしています。