こうした現場の変化に対し、教育界の重鎮はどう見ているのか。"尾木ママ"の愛称で親しまれる教育評論家の尾木直樹氏は、次のように指摘する。「大人が一方的にルールを押し付ける時代は終わった。TPOを自分で判断し、行動の責任を取るプロセスこそが真の学び。お菓子の解禁は、そのための極めて身近で有効な教材になる」。
また、文部科学省が推進する「生徒指導提要」の改定でも、時代にそぐわない理不尽な規律の見直しや、生徒主体の話し合いの重要性が明確に打ち出された。理不尽な校則改革の一環として「お菓子解禁」を議題に掲げ、生徒会と教員が対等にガイドラインを策定する事例が全国各地で相次いでいる。