燈籠坂大師の切通しトンネル徹底解剖!絶景の歴史と駐車場攻略2026

燈籠坂大師の切通しトンネル徹底解剖!絶景の歴史と駐車場攻略2026

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足を踏み入れた瞬間、肌を撫でるひんやりとした冷気と、視界を覆う切り立った城壁のような凝灰質砂岩の壁面に圧倒されます。千葉県富津市の観光スポットとして確固たる地位を築いた燈籠坂大師の切通しトンネルですが、その構造には一目でわかる特異な特徴が存在します。トンネルが「上段の素掘りトンネル」と「下段の切通し(オープンカット)」に分かれた2層構造になっている点です。

もともとこの地には、平安時代初期に弘法大師(空海)が旅の途中で腰を休めたという伝説が残る「東奥野の霊跡」があり、江戸時代から「燈籠坂大師堂」として信仰を集めていました。しかし、参道となる山道は急峻な難所であり、参拝や隣接する集落との行き来は容易ではありませんでした。

そこで明治時代、地元住民の手によって最初の素掘りトンネルが貫通しました。その後、昭和初期から昭和30年代にかけて、荷車や自動車の往来を可能にするため、地元の鋸山採取技術などを応用しながらトンネルをさらに垂直に掘り下げる「切り下げ工事」が実施されたのです。壁面に刻まれた無数のノミ跡(ツルハシの打撃痕)は、当時の職人や地域住民が手作業で硬い岩を削り抜いた燈籠坂大師の手掘りトンネルの歴史を雄弁に物語っています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。