由美かおるの経歴を語る上で欠かせないのが、15歳で所属した「西野バレエ団」での活動と、テレビ黎明期を飾ったユニット「レ・ガールズ」での鮮烈なデビューです。若い頃から卓越したバレエ技術と抜群の柔軟性を誇り、映画やドラマ、歌番組でトップアイドル・女優として脚光を浴びました。
その美貌とアクション能力が頂点に達したのが、1986年からレギュラー出演した国民的時代劇『水戸黄門』の「かげろうお銀(のちに疾風のお娟)」役です。忍びとしての華麗な立ち回りもさることながら、毎シリーズ恒例となった由美かおるの入浴シーンは、番組最高視聴率を牽引する名物演出として日本中の視聴者に刻み込まれました。
TBS系列の公式記録によると、由美かおるが『水戸黄門』シリーズ内で披露した入浴シーンは通算200回以上にのぼります。数十年にわたる長期放送の間、体型の崩れやたるみを一切見せることなく撮影に臨み続けたプロフェッショナリズムは、共演者や撮影スタッフの間でも伝説として語り継がれています。