スマートフォンやタブレットの普及により、今やYouTubeを開けばプロのコーチによる走り方解説動画が簡単に見つかる時代となった。自宅周辺で動画を見ながら自主トレに励む親子も多い。
しかし、ここで落とし穴が存在する。動画で紹介されるハイレベルなドリルをそのまま真似させようとしても、基礎的な体幹や柔軟性が伴っていない場合、不自然な力みを生んで逆効果になるケースが多発しているのだ。
伸びる子どもは「動画をそのままコピーする」のではなく、鬼ごっこや坂道ダッシュといった原始的な遊びの中で、楽しみながら「速く動く心地よさ」を体感している。フォームの微調整は、走ること自体の楽しさを掴んだ後に付いてくるものだ。