宿泊者の満足度を左右する2大要素が「朝食」と「駐車場」です。いずれも事前の下調べ不足が当日朝のスケジュール破綻や予期せぬ出費に直結します。
朝食の提供時間は朝6:30から9:00までとなっています。形式はセルフサービスのバイキング方式で、日替わりのおにぎりや炊き込みご飯、パン、具だくさんの味噌汁、卵料理やウインナー、切り干し大根やひじき煮といった定番和惣菜が並びます。北海道らしさを感じさせるスープカレー風味のメニューや地元食材を使った副菜が顔を覗かせる日もあり、無料サービスとしては十分な栄養とエネルギーを補給できます。
注意すべきはロビーフロアを兼ねた朝食会場のキャパシティです。出発を急ぐビジネスパーソンや観光バスの集合時間を控えた旅行者が一斉に集中する午前7時30分から8時15分頃はトレイを持つ列ができ、座席の確保が難しくなる場面が見受けられます。混雑をスマートに回避したい場合は、開始直後の6時30分台に利用するか、8時30分以降のクローズ間際を狙う、あるいは客室に朝食を持ち込んで食べられる専用容器サービスを活用するのが現場の知恵です。
一方、車利用者が直面する最大の関門が駐車場です。敷地内には立体機械式駐車場が完備されていますが、収容台数は限られており、完全先着順(予約不可)での運用が基本となります。駐車料金は周辺の民間コインパーキングの上限相場(2,000円前後)と比較して1泊1,000円〜1,500円程度と割安に設定されているため、チェックイン開始の15時前後から続々と車列が吸い込まれていきます。
さらに立体駐車場には特有の「車高・車幅・重量制限」が存在します。近年の主流であるミニバンやSUVなどのハイルーフ車は入庫枠が非常に少なく、16時を過ぎると満車によって入庫を断られる事例が珍しくありません。満車の場合は近隣の提携または一般コインパーキングへ案内されますが、提携外の周辺駐車場は夜間最大料金が設定されていない場所もあり、翌朝の精算で想定外の高額請求に驚かされるリスクがあります。車でアプローチする場合は、チェックイン開始時刻ジャストを目指すか、事前に周辺の最大料金適用パーキングを下調べしておく自衛策が不可欠です。