場所を選ばないオープンな行動は、公共の場での摩擦も生んでいる。夕方の日暮里駅周辺や、郊外の大型商業施設のベンチ。こうした生活圏の真ん中で繰り広げられる過度なスキンシップに対し、通行人の視線は厳しい。
「夕方のラッシュ時にホームのベンチで延々と抱き合っている中学生を見ると、正直どこに目をやればいいか分からない」。毎日通勤で駅を利用する40代の会社員女性は語る。「青春の一コマとして微笑ましい部分もあるが、あまりに堂々とされると公共のマナーとしてどうなのかと感じてしまう」。
一方で、当事者である中学生側にも言い分はある。「家には親がいるし、カラオケやプリクラ機の中は禁止されている場所も多い。行く場所がないから公園や駅前になってしまう」。こうした居場所のなさも、彼らが街頭へあふれ出る一因となっているようだ。