小学生による防犯ポスターの過去の受賞作を検証すると、卓越した画力よりも「表情の豊かさ」と「線の力強さ」が際立っていることが分かります。全国防犯協会連合会のポスターコンクールなどで選ばれる作品には、以下のような共通した防犯ポスターの描き方のコツが見られます。
第一に、登場人物の「目線」と「手の動き」です。助けを呼んで走る子どもの必死な表情や、防犯ブザーを力強く引く指先のクローズアップなど、具体的な動きの一部を強調することで、静止画でありながら前後のストーリーを感じさせる迫力が生まれます。
第二に、主線の処理です。水彩絵の具で全体を塗った後、油性マジックや濃い色のクレヨンで輪郭をしっかりとフチ取ることで、絵の具の境界線がくっきりと引き締まり、遠くからでも見通しやすい強いポスターに仕上がります。