職権打刻とは?車台番号再刻印の理由と査定額暴落の真実を徹底解説

職権打刻とは?車台番号再刻印の理由と査定額暴落の真実を徹底解説

職権打刻とは?車台番号再刻印の理由と査定額暴落の真実を徹底解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

自動車メーカーが強固に刻んだ番号が、なぜ再刻印を余儀なくされるのでしょうか。職権打刻に至る背景には、経年劣化から犯罪被害まで主に5つのパターンが存在します。

最も身近な原因が、車台番号のサビや経年腐食です。融雪剤が散布される積雪地域や沿岸部を走行する車両、あるいは製造から数十年が経過した旧車・ネオクラシックカーでは、エンジンルームやホイールハウス内の打刻位置に激しいサビが発生し、文字の一部や全体が完全に削れ落ちてしまう事例が頻発します。

2つ目は盗難被害と番号の改ざん・偽造です。盗難された人気スポーツカーやSUVが、不正転売を目的としてグラインダー等で元の番号を削り取られるケースがあります。警察に押収・発見された後、真の所有者へ返還されても元の番号が消滅しているため、公的登録を回復するために職権打刻が不可欠となります。

3つ目は大事故に伴うフレーム・モノコックの交換修理です。車台番号が刻印されたバルクヘッドやフレーム骨格部分が破損し、修理工場で該当パネルごと交換した場合、新品パーツには当然ながら元の番号が刻まれていません。この際にも同一性の確認を経て職権打刻が行われます。

4つ目は並行輸入車の新規登録です。正規ディーラーを介さずに海外から個人輸入された車両や北米仕様車などは、17桁のVINコード(車両識別番号)が日本の打刻フォーマットに適合しない場合があり、国内登録のために運輸支局で打刻を受ける流れとなります。

5つ目はバイクのフレーム載せ替えやカスタムです。二輪車は事故や劣化によってフレームを載せ替える機会が多く、社外フレームや番号未打刻の純正補修フレームを使用した際に職権打刻の対象となります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。