ネオンが眩しく輝く東口の歌舞伎町。かつては「眠らない街」の危うさが漂っていたこのエリアも、東急歌舞伎町タワーの開業以降、国際的なエンターテインメント拠点としての色彩を急激に強めている。2026年の現在、海外からのインバウンド客が夜な夜な劇場やライブホール、高価格帯のバーへと押し寄せる。
一方で、街の治安維持と健全化に向けた取り組みはかつてない強度で進む。行政と警察、地元商店街が連携したAI防犯カメラのネットワーク化や、夜間パトロールの強化が功を奏し、違法な客引きや悪質なトラブルの件数は大幅に減少した。だが、クリーン化が進む一方で、「アングラな熱量こそがカルチャーを生んできた」と語るクリエイターも少なくない。安全と洗練の先にある、新しい歌舞伎町の姿を模索する試みが続く。