Q1:家庭の天ぷら油火災に、粉末消火器を安全に使うコツはありますか?
A1:いきなり鍋の油面に向けてレバーを握ると、強い噴出力で熱い油が周囲に飛び散り、火傷や延焼の原因になります。ノズルを斜め下に向け、鍋の手前2〜3メートル離れた場所から放射を開始し、立ち上がる炎の上に薬剤の粉煙の幕をかぶせるようにして油面全体を覆ってください。ただし、消火後も油の温度は発火点を超えているため、油が冷めるまで絶対に目を離さず、ガスの元栓を必ず閉めてください。
Q2:古い消火器にサビが少しある程度なら、まだ使っても平気ですか?
A2:極めて危険ですので直ちに使用を中止し、廃棄・交換してください。特に本体底部や溶接部に赤サビが出ている場合、金属が薄くなっており、レバーを握って内部に瞬間的な高圧(約10気圧以上)がかかった瞬間に底部が吹き飛んで本体がロケットのように打ち上がり、重傷を負う事故事例が多数発生しています。「少しのサビ」に見えても金属疲労は外見から測れません。
Q3:ホームセンターで買った消火器を会社(店舗)に設置しても消防法上問題ありませんか?
A3:製品の種別によります。それが「業務用消火器」の規格表示を持つものであれば設置義務を満たせますが、「住宅用消火器」と書かれた製品を設置しても消防法上の設置義務を履行したことにはなりません。店舗やオフィスに設置する場合は、必ずラベルに「業務用」の記載があり、所定の消火能力単位(A-1、B-2等)が明記されていることを確認してください。