CITYSHOPが惜しまれつつ幕を閉じた後、ファンにとって最も気になるのが「あの広々としたウッドデッキ前の空間はどうなったのか」という跡地の行方です。
現在、CITYSHOP渋谷キャスト店の跡地には、コミュニティ密着型のグローサリー&カフェベーカリー「Marked(マークト)渋谷」が営業を行っています(2022年春開業)。蔵前で人気を博した食のセレクトショップの2号店であり、全国の信頼できる生産者から届く無農薬野菜、自家製サワードウブレッド、ナチュラルワイン、手作りのアイスクリームなどを揃えています。
かつてCITYSHOPが打ち出していた「都市生活者向けのヘルシー&スタイリッシュ」という文脈を引き継ぎながらも、より「産地直送の自然派グローサリー」と「地域コミュニティの日常食堂」へとシフトした印象です。テラス席を備えた開放的なレイアウトは健在で、晴れた日には広場の緑を眺めながらのんびりと過ごす近隣住民やクリエイターで賑わいを見せています。
ここで、現在の渋谷キャスト全体の主要テナント構成を整理しておきます。施設全体が落ち着いた成熟期に入っていることが分かります。
- GF(グランドフロア):Marked 渋谷(カフェ・ベーカリー・グローサリー/CITYSHOP跡地)、PULP(セレクトショップ・アパレル/ベイクルーズ系)
- 1F:THE COFFEE SHOP(高品質スペシャルティコーヒー・スタンド)
- 1F〜2F:シェアオフィス、多目的イベントスペース(キャストスペース・ガーデン)
- 2F〜16F:オフィスフロア、共同住宅(コレクティブハウス)
ベイクルーズのアパレル業態である「PULP」は現在も隣接区画で独自のカルチャーを発信し続けており、飲食としてのCITYSHOPは姿を消したものの、ブランドの持つストリートカルチャーの残り香は施設全体にしっかりと息づいています。