言葉の響きが似ているため混同されがちですが、ノヴァとスーパーノヴァ(超新星)には天文学的に決定的な違いが存在します。最大の相違点は、「爆発後に星が生き残るかどうか」という点に集約されます。
ノヴァ爆発は表面の爆発にとどまるため、星本体は破壊されず、条件が揃えば再び爆発を繰り返します。一方、超新星爆発が起きる理由は、太陽の8倍以上の質量を持つ大質量星が寿命を迎え、重力崩壊を起こして大爆発するか、白色矮星が限界質量(チャンドラセカール限界)を超えて星全体が完全に吹き飛ぶためです。
エネルギーの規模も桁違いです。超新星爆発は銀河全体に匹敵するほどの途方もない光を放ち、その星の完全な「死」を意味します。対するノヴァは、星の命が続く限り何度でも輝きを取り戻す「再生の爆発」と呼ぶにふさわしい現象です。