藤の最盛期における現場検証で浮かび上がった最大の課題が、周辺道路の壊滅的な交通渋滞です。特にゴールデンウィーク中の国道50号や北関東自動車道・佐野藤岡IC周辺では、パークの駐車場に入るためだけに3時間から4時間以上も車列が動かない「完全な麻痺状態」が発生します。
この渋滞の真相は、パーク周辺の道路が片側1車線の生活道路主体であること、そして約6,000台用意されている臨時駐車場への進入路がボトルネック化することに起因しています。どれほど高性能なナビゲーションを用いても、物理的なキャパシティを超えた車両が押し寄せるため、迂回路すら逃げ場を失います。
この惨劇を回避するための決定打となるのが、2018年に開業したJR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」を利用した電車アクセスです。駅からパークの入園ゲートまでは平坦な遊歩道を歩いてわずか3分という抜群の立地にあり、車のドライバーが数時間クラクションに囲まれている間に、電車利用者はスムーズに改札を抜けて園内へ吸い込まれていきます。
新幹線を利用する場合、JR東北新幹線の小山駅、もしくは東武伊勢崎線経由で館林・足利市方面へアプローチし、JR両毛線へ乗り換えるルートが王道です。どうしても自家用車を使いたい場合は、現地まで直接乗り入れるのではなく、足利駅や佐野駅、小山駅周辺のコインパーキングに車を止め、そこからJR両毛線に1〜2駅乗車する「パーク&ライド」を断行することが、休日ドライブを台無しにしないための鉄則です。