今年のギア市場を牽引しているのは、間違いなく素材のハイテク化だ。かつての木製や安価なアルミニウム製は姿を消し、現在の主流は生カーボン(Raw Carbon)やケブラー繊維をブレンドしたコンポジット素材に移行した。これにより、ボールが面に吸い付くようなコントロール性能と、圧倒的な耐久性が両立している。
さらに注目すべきは、各メーカーが競って導入している「消音(サイレント)テクノロジー」だ。ピックルボール特有の「パコン!」という高い打球音は、時に近隣住民とのトラブルの原因になってきた。最新のパドルは内部のハニカム構造に特殊な振動吸収材を注入し、打球感を損なわずに音量を抑える工夫が施されている。