ビジュアルの恐怖を補強しているのが、ゲーム内のコレクション要素やサウンドテスト、スペシャルページで明かされる緻密で重厚な「公式裏設定」です。
カービィの胃袋は「無限の空間」に通じているとされ、吸い込まれた敵がどこへ消えるのかは明確に明かされていません。また、シリーズに登場する古代文明の滅亡、星を丸ごと機械化する狂気企業、神話級の邪神「エンディ・ニル」がカービィと同じ笑顔の顔を生み出すという暗黒の出自など、テキストを読み込むほどに背筋が凍る設定が散りばめられています。
「子ども向けのアクションゲーム」という表の顔を保ちつつ、大人になって深掘りすると底なしのダークファンタジーが広がる重層構造。この仕掛けこそが、単なるキモさを超えた知的好奇心と恐怖を読者に与え続けています。