かつて神セブンを決めるのは、ファンの「投票用紙」だった。しかし現代において、その決定権はプラットフォームのアルゴリズムへと移行している。おすすめ欄に表示される頻度、エンゲージメント率、AIによるトレンド解析。これらが新たなカリスマを自動的に選別していく。
これは民主的なようでいて、極めて冷酷なシステムだ。一度アルゴリズムの波に乗れば一気に頂点へと駆け上がれるが、少しでもエンゲージメントが下がれば、瞬時に忘却の彼方へと追いやられる。現代の神々は、常に数字という名の見えざる手によって監視され、評価され続けている。