連載開始から数十年が経過した現在も、ジョジョ人気キャラクターランキング最新の動向を見ると、空条承太郎、ブローノ・ブチャラティ、岸辺露伴、吉良吉影の4人が常に上位を独占し続けています。特にスピンオフ作品がドラマ化・映画化された岸辺露伴の支持層は広く、原作の枠組みを超えた文化的アイコンへと成長しました。
ファンの心を掴んで離さない最大の要因の一つが、独特のリズムと哲学性を湛えた台詞回しです。ジョジョ名言と元ネタの真相を探ると、荒木氏の膨大な洋楽ロックや映画への造詣が深く反映されていることが分かります。
「だが断る」(岸辺露伴)、「覚悟とは! 暗闇の荒野に! 進むべき道を切り開く事だッ!」(ジョルノ・ジョバァーナ)、「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」(ディオ・ブランドー)など、数々の台詞はSNSでのミームとして親しまれるだけでなく、日常の困難に立ち向かう人々の座右の銘としても消費されています。これらはサスペンス映画の緊張感ある掛け合いや、70〜80年代の英米ロックの反骨精神を日本語の文脈に巧みに落とし込んだ、荒木氏独自のリリシズムの結晶です。