海底撈火鍋池袋店が他の激辛・火鍋専門店と決定的に一線を画しているのは、食事を単なる「栄養補給」ではなく「極上のエンターテインメント体験」へと昇華させている点にあります。その象徴ともいえるのが、入居ビル内での待ち時間から退店に至るまで途切れることのない独特のサービス精神です。
来店者を驚かせる代表格が、待ち合いスペースおよび店内に設置された海底撈火鍋の無料ネイルサービスの利用条件です。飲食利用客であれば基本的に誰でも無料でジェルネイルや甘皮ケアを受けられますが、施術ブースは1〜2席と限られており、当日の先着順整理券制が敷かれています。取材班が確認したところ、週末には入店からわずか30分で当日の施術可能枠が埋まることも珍しくありません。確実に施術を受けたい場合は、入店受付を済ませた瞬間にネイルカウンターへ直行し、整理券を確保することが鉄則です。
さらにフロアを一瞬にして劇場へと変えるのが、中国四川省の伝統芸能である海底撈火鍋の変面ショーの開催時間です。池袋店では基本的にランチタイム(13:00前後)とディナータイム(19:30〜20:30前後)のピーク時に、各フロアを回る形で1日2〜3回ゲリラ的かつ盛大に実施されます。一瞬で仮面の色や表情が変わる神業を客席の間近で目撃できる臨場感は圧巻で、店内が拍手喝采と歓声に包まれる瞬間はまさにこの店のハイライトといえます。
もう一つの名物アトラクションが、客席の目の前でスタッフが軽快な音楽とともにアクロバティックに麺を延ばす海底撈火鍋のカンフー麺パフォーマンスです。1人前数百円という手頃な注文単価でありながら、リズミカルに客の頭上すれすれを麺が舞うパフォーマンスは動画映え抜群で、テーブル全体のテンションを一気に押し上げる起爆剤となっています。