ネット上のQ&Aサイトなどでは「夏ならレース素材の涼しい羽織りなら何でも良い」「黒のカーディガンで代用できる」といった誤ったアドバイスが見受けられますが、これらは注意が必要です。
日常着の黒カーディガンは、光にかざすとグレーがかって見えたり、素材がカジュアルすぎたりして、厳粛なブラックフォーマルの中では非常に目立ちます。羽織るものは必ず「礼服仕立てのジャケット」または「フォーマル専用のボレロ」に限定してください。
また、レース素材に関しても「部分的なあしらい」は許容されますが、腕全体が透けて見えるシースルーや総レースは夜のパーティー用ドレスと混同されるため、弔事の場では避けるのが鉄則です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
夏の喪服選びにおいて、どのようなスタイルを選択すべきかの明確な基準を提示します。
▼「半袖+薄手ジャケット(アンサンブル)」が向いている人
・故人の直系親族、遺族側として参列する人(格式高い装いが求められるため)
・1着で通夜、告別式、四十九日法要まで全方位で着回したい人
・会場までの移動距離が長く、温度調節を柔軟に行いたい人
▼「七分袖ワンピース(1枚仕立て)」を選んでもよい人
・友人、知人、同僚としての一般参列者(略喪服の範囲で失礼にあたらない)
・屋外での移動が少なく、重ね着による締め付けや体温上昇を最小限に抑えたい人
・三回忌以降の法事・法要へ参列する人