スラムダンク名シーンの真相!なぜ山王戦ハイタッチや三井の涙で泣けるのか?

スラムダンク名シーンの真相!なぜ山王戦ハイタッチや三井の涙で泣けるのか?

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2022年の公開からロングランを記録し、今なお配信やリバイバル上映で反響を呼んでいるアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、原作者である井上雄彦氏自らが監督・脚本を務めたことで、従来の山王戦に新たな命を吹き込みました。

最大の特徴は、原作では深く語られなかったポイントガード・宮城リョータの過去と家族の再生を軸に据えた点です。兄・ソータの死という深いトラウマを抱えながら、コート上で「生きる実感」を取り戻していく宮城の視点を通して、おなじみの山王戦がまったく新しい緊張感とドラマ性を持って描かれました。コート上でゾーンプレスに阻まれながらも、母親への手紙を胸に立ち向かうリョータの姿は、多くのファンの胸を打ちました。

また、原作コミックと旧テレビアニメ版との違いも長年ファンの間で議論されるトピックです。1990年代のアニメ版はインターハイ直前の翔陽・陵南合同チーム戦で幕を閉じ、山王戦は映像化されませんでした。当時の演出はアニメオリジナルのテンポや劇伴(WANDSやBAADによる名曲)が際立っていたのに対し、映画版はCG技術と最新の音響設計を駆使し、「本物の試合をコートサイドで観戦しているようなリアリズム」を追求。原作の持つストイックな空気感を見事に昇華させています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。