カカオ豆の世界的な価格急騰(いわゆる「カカオショック」)や乳原料・油脂類の高騰、さらには冷凍物流にかかるエネルギーコストの上昇を受け、アイスクリーム市場全体で価格改定が相次いでいます。ジャンボシリーズも希望小売価格が段階的に見直され、かつての「100円前後で買えるおやつ」から、適正価格で品質を維持するプレミアム・デイリーアイスへとシフトしました。
しかし、価格改定を経てもなお、各種POSデータや市場リサーチにおける「モナカアイス人気ランキング」でジャンボシリーズが常に首位を争い続けている事実は見逃せません。単なる値上げにとどまらず、チョコの端まで充填する「チョコ壁」の改良や、期間限定フレーバー(冬限定の濃厚仕立て、苺や宇治抹茶、キャラメル系など)の投入によって、価格以上の付加価値を提示し続けているためです。
消費者の購買行動を分析すると、18山に分かれた大容量設計による「家族や友人とのシェアのしやすさ」と、「1個で圧倒的な満足感が得られる費用対効果」が、インフレ下においても強い購買動機として機能しています。