結論から申し上げると、衆議院第一議員会館の食堂は一般人でも利用可能です。ただし、街中の商業施設やオフィスビルのフードコートのように「身一つでふらりと立ち寄って入店する」ことは制度上不可能です。国の重要政策が議論される場である以上、空港並みの厳重なセキュリティチェックを通過しなければ敷地内へ足を踏み入れることはできません。
入館に至る具体的なフローは次の通りです。会館1階の正面玄関を入ると、まず警衛担当官が配置された受付エリアに到着します。ここで備え付けの「面会票」に氏名、住所、連絡先、訪問先(面会する議員事務所名や目的)を記入します。議員会館の食堂を利用する際は、議員本人への面会や事務所訪問の用務、あるいは議員秘書からの通行証手配、院内集会・見学ツアーなどへの参加が前提となるケースが一般的です。単に「観光でご飯を食べに来た」という理由だけでは受付窓口で制止される可能性があるため、事前に議員事務所へアポイントを取るか、紹介を得て面会手続きを済ませておくのが最も確実なルートとなります。
面会票の提出時には、運転免許証やマイナンバーカードといった公的な本人確認書類の提示が求められます。その後、空港と同様のX線手荷物検査機に荷物を通し、金属探知機のゲートをくぐります。厳格な保安検査をクリアして初めて、1日有効の「ICカード式通行証」が交付され、自動改札機をタッチして館内への入場が許可されます。この一連の手続きには混雑状況によって10〜20分程度を要するため、ランチタイムのピーク時を狙うなら十分な時間的余裕を持った行動が欠かせません。