Q1:足長蜂に刺された後、針が皮膚に残ることはありますか?
A1:アシナガバチの毒針にはミツバチのような強い返しのトゲがないため、刺したあとも針は抜けてハチの体幹に残ります。そのため、皮膚内に針が残留することは稀です。ただし、刺された瞬間にハチを叩き潰したような場合、針や破片が皮膚表面に刺さったままになることがあります。虫眼鏡等で確認し、黒いトゲが見える場合は清潔なピンセットや毛抜きで皮膚をつままず慎重に引き抜いてください。
Q2:刺されてから何日くらいで腫れや痒みは引きますか?
A2:個人差や刺された部位にもよりますが、通常は刺傷後24〜48時間で腫れと痒みのピークを迎え、その後徐々に改善して5〜7日程度で落ち着きます。ただし、無意識に掻き壊して皮膚に傷をつけてしまうと、とびひ(伝染性膿痂疹)や蜂窩織炎といった二次的な細菌感染症を併発し、治癒まで数週間を要することがあります。腫れのピーク時は冷湿布や保冷剤で患部を冷却し、掻爬を徹底して防ぐことが肝要です。
Q3:以前アシナガバチに刺されたことがあるのですが、2回目は必ずアナフィラキシーになりますか?
A3:必ず発症するわけではありません。医学的調査によると、過去にハチに刺されて体内に抗体ができた人であっても、2回目以降に全身性のアナフィラキシーを起こす確率は約10〜20%とされています。つまり大半の人は局所の腫れだけで済みます。しかし、その10〜20%に該当した場合は命に関わるため、「自分は大丈夫だろう」という過信は極めて危険です。2回目以降の受傷時は、刺された直後30分間は絶対に一人にならず、いつでも救急要請できる体制を整えてください。