この事件が社会に与えた衝撃の大きさを理解する上で見逃せないのが、場所とアクセスの特性です。
当該店舗は、札幌市営地下鉄東豊線「北13条東駅」から徒歩数分という至近距離に位置し、西側へ進めば北海道大学の広大なキャンパス、南側には札幌駅北口エリアが控える文教・住宅混合地域にありました。単なる郊外のロードサイド店ではなく、学生向けの賃貸マンションや医療機関、オフィスが密集する生活動線のど真ん中に位置していたのです。
早朝や深夜であっても人通りが完全に途絶えることは少なく、「治安の不安を感じたことはなかった」と多くの住民が口を揃えていたエリアでした。それだけに、「誰もが日常的に利用する最も身近なインフラで、無差別な凶行が起きた」という事実は、札幌市民のみならず全国のコンビニ利用者・従業員に強いトラウマを残す結果となりました。
SNSやネット掲示板上では、「いつも通勤途中に寄っていた店舗だった。もし数分ズレていたら自分が巻き込まれていたかもしれない」「深夜帯でも一人勤務をさせないような法律を作ってほしい」といった不安と制度改革を求める声が相次ぎました。