NTT東日本およびNTT西日本は、公衆交換電話網(PSTN)の設備老朽化に伴い、中継網をすべてIP網へと切り替える「PSTNマイグレーション(IP網移行)」を段階的に実施してきました。
従来の電話網は、全国の局舎に設置された大型交換機を介して音声を届けていましたが、製造元の部品供給終了や維持限界を迎えていました。そこで、通信の中継ルートを光ファイバーを用いたインターネット技術(IP網)へと刷新したのです。
この移行における最大のポイントは、「宅内からNTT局舎までのメタル回線は残したまま、局舎内でのみ変換を行っている」という点です。利用者から見れば、通話品質や使い勝手はこれまでと全く変わらず、裏側のインフラだけが最新規格へ置き換わっています。通話料金についても、距離に依存しない全国一律料金体系(固定電話宛て3分9.35円)へとフラット化されました。