2021年7月、芸能界きってのおしどり夫婦と称された市村正親と篠原涼子の離婚発表は、日本中に大きな衝撃を与えました。世間の関心を集めたのは、「24歳という年の差」「妻が親権を手放し夫が持つという異例の選択」「巨額の慰謝料や財産分与はどうなったのか」という3点でした。
芸能記者や法曹関係者への取材により判明している決定的な事実は、「金銭的な慰謝料の支払いは一切発生していない」ということです。双方が発表したコメントにもある通り、不倫や暴力といった破綻原因による法的な賠償請求ではなく、「新たな家族のあり方」を模索した円満協議離婚でした。お互いが自立したトップタレントとして巨額の個人所得を有していたため、生活費の工面や財産分与を巡る泥沼の法廷闘争とは無縁の決着となったのです。
注目すべきは、当時中学生と小学生だった2人の息子の親権を、72歳(当時)の市村が持った点です。親権の譲渡について、市村は当時の記者会見や手記で次のように率直な心境を語っていました。
「父親としての責任を全うしたい。子どもたちの成長をすぐそばで見守り、男親として背中を見せ続けることが私の生きがい」
関係者の証言によれば、篠原涼子側も女優としての本格的な活動再開と市村の教育熱心な姿勢を尊重し、納得の上で親権を市村に託したとされています。離婚後も市村が暮らす都内の一等地に建つ超高級マンションと、篠原が借りた別宅は目と鼻の先の距離にあり、子どもたちが行き来する生活環境が保たれてきました。
この市村の自宅豪邸は、渋谷区・港区の超高級住宅街に位置するヴィンテージマンションの最上階メゾネットタイプなどと報じられており、敷地面積や専有面積から推定される資産価値は3億円から5億円超。市村個人が長年かけて築いた不動産資産であり、離婚後も売却されることなく、現在も息子たちとの生活拠点として機能しています。