他者の承認欲求に辟易とする一方で、「自分自身も無意識に他人の評価を気にしすぎているのではないか」と不安を覚える人も少なくないはずです。承認欲求そのものは生物として自然な感情ですが、それに振り回されないためのセルフケア技術を身につけておく必要があります。
第一のステップは、「メタ認知(客観視)」の習慣化です。SNSに投稿したくなったときや、会話で自慢話をしたくなった瞬間に、「自分はいま、誰に何を認めさせようとしているのか?」と心の中で一度問いかけます。衝動の裏にある不安や孤独感を客観的に捉えるだけで、短絡的な行動にブレーキをかけることができます。
第二のステップは、「他者評価」から「自己受容」への基準の移行です。他人の評価はコントロールできませんが、自らの行動や成長プロセスは自分でコントロールできます。「昨日できなかったことが今日できたか」「自分が納得できる仕事ができたか」という内的な評価軸を持つことで、他人の視線という不確かな指標から自由になることができます。