気温が35度を軽々と超える夏が当たり前となった今、従来の「砂浜で過ごす海水浴」の姿は急速に失われつつある。熱中症防止の観点から水面で直接冷涼感を味わえるエリアに人が集中するのは自然な流れだ。
都市郊外の大型テーマプールでは、流れるプールや波のプールに可動式の洋上遊具を組み込み、時間制で入場を制限する「アクティブ・ゾーン」を新設する動きが相次ぐ。対する地方の海水浴場も負けてはいない。波が静かな入り江を活用し、海上に幅数十メートルの障害物コースを浮かべることで、日帰り観光客の滞在時間を従来の1.5倍に延ばすことに成功している。