事件が表面化したのは、ある日の放課後だった。普段通りに学校を後にした児童は、自宅近くの防犯カメラに姿が捉えられたのを最後に、突如として足取りが途絶えた。京都府警察は直ちに広域な捜査を開始。数百人規模の捜査員を動員し、周辺の防犯カメラ映像の精査や、下校ルート沿いの聞き込み捜査を全方位で展開した。
しかし、手がかりは極めて乏しい。遺留品が見つからないばかりか、連れ去りを目撃したという決定的な証言も乏しく、時間の経過とともに捜査は難航を極めている。京都府京都市内における防犯インフラの死角を突かれた格好となり、警察当局も異例の体制で臨んでいる。