事件・犯罪報道の裏側で、捜査員たちが繰り広げる内偵捜査は極めて緻密だ。捜査員は客を装って店舗を利用するだけでなく、周辺の防犯カメラ映像、SNSの投稿履歴、さらには銀行口座の資金移動に至るまで、外堀を完璧に埋めていく。ナイトワーク業界の内部関係者への聞き取りも水面下で進められ、証拠が完璧に揃うまでは決して尻尾を見せない。
ある捜査関係者は匿名を条件にこう明かした。「手入れが入る当日、経営者やスタッフは青天の霹靂だと感じるかもしれないが、こちらとしては半年以上前からすべての行動を把握している」。デジタルフォレンジックを駆使したデータ解析により、消去されたはずのチャット履歴や裏帳簿が復元され、言い逃れのできない決定的な逮捕状へと姿を変えるのだ。