金属塗装で剥がれる失敗を防ぐ!プロ直伝の下地処理とDiy成功の極意に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
下地処理を終えた金属面に直接上塗り塗料を吹き付けるのは厳禁です。金属と塗料の架け橋となる金属用プライマーおすすめ製品を適切に選び、下塗りを行う必要があります。
下塗り・プライマーの種類適応素材・特徴価格帯・乾燥時間の目安編集部の見解・実務評価万能密着プライマー
(ミッチャクロンマルチ等)鉄、アルミ、ステンレス、メッキ鋼板、各種樹脂まで広範に対応。特殊変性ポリオレフィン系。1,400〜1,800円前後(420ml)
乾燥:常温(20℃)で約15〜20分足付けが難しい複雑形状や異種金属のDIYに最適。極薄塗りが成功の秘訣であり厚塗りは厳禁。エポキシ系サビ止めプライマー
(エポキシジンクリッチ等)主に鉄・鋼材。防錆顔料を大量に含み、強固な防食皮膜を形成してサビの再発を長期防止。1,800〜2,500円前後(スプレー)
乾燥:常温(20℃)で約2〜4時間屋外のエクステリア、門扉、鉄骨階段など耐候性と防錆力を最優先したい箇所の決定打。ウォッシュプライマー
(エッチングプライマー)アルミ、亜鉛メッキ、軽合金専用。リン酸の化学反応により金属表面をエッチングして密着。2,000〜3,200円前後
乾燥:常温(20℃)で約30分〜1時間プロ仕様。アルミサッシやバイクフレーム等、絶対に剥がしたくない難塗装材に極めて有効。サーフェイサー(サフ)
(プライマーサフェイサー)足付け時の微細なペーパー目(#400程度)を埋め、表面の平滑化と上塗り発色を向上。900〜1,500円前後
乾燥:常温(20℃)で約40分〜1時間単体では非鉄金属への密着力が弱いため、プライマー塗布後の「中塗り」として使うのが基本。
DIY愛好家から自動車板金の現場まで圧倒的な支持を集める染めQテクノロジィ社の「ミッチャクロンマルチ」ですが、ネット上では「塗ったのに剥がれた」という声も一部で見受けられます。現場検証で判明しているミッチャクロン効果的な使い方の最大のポイントは、「絶対に厚塗りしないこと」です。
ミッチャクロンは塗膜の厚みで密着させるのではなく、ナノレベルの分子間引力で基材と上塗り塗料を結びつけます。素材がわずかにしっとり濡れる程度の「1〜2回、ごく薄いパラ吹き(膜厚目安:6〜8μm)」に留めるのが鉄則です。白濁するほど厚塗りしてしまうと、内部乾燥が遅れて塗膜自体がブヨブヨになり、逆に密着不良を引き起こします。