番組を長年制作・放送してきたTBSテレビと、主催団体である公益社団法人日本作曲家協会との関係性もまた、不透明な審査基準を生み出す土壌となってきた。スポーツ紙の記者やテレビ局関係者、作曲家らで構成される審査委員会は、密室での議論に終始し、具体的な選考理由や開票プロセスを一切公表してこなかった。
高視聴率を狙う局側の思惑と、業界内の顔立てを重視する主催側の意向が複雑に絡み合う。その結果、世間のヒット実感とは程遠い選考結果が幾度となく生み出された。透明性を欠いた審査システムこそが、疑惑の連鎖を止められない根源的な欠陥だ。