ピタゴラスイッチ「テレビのジョン」声優・井上順の魅力と現在

ピタゴラスイッチ「テレビのジョン」声優・井上順の魅力と現在

ピタゴラスイッチ「テレビのジョン」声優・井上順の魅力と現在にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

『NHKピタゴラスイッチ』の企画・監修を手掛けたのは、元電通のトップクリエイターであり東京藝術大学名誉教授の佐藤雅彦です。「だんご3兄弟」や数々の伝説的CMを手掛けた佐藤が目指したのは、単に知識を暗記させる番組ではなく、子どもたちの中に「考え方の枠組み(思考力)」を芽生えさせることでした。

テレビのジョンは、まさにその思想を具現化したメディア装置です。テレビの中にいるキャラクターがさらに「お腹のテレビ画面」を見せるという入れ子構造(メタ構造)を採用することで、子どもたちに「映像を客観的に観察する視点」を自然に獲得させます。

番組内では、複雑な連鎖反応で驚きを与える「ピタゴラ装置」や、10本の棒線が知恵を出し合って形を変える「10本アニメ」など、ミニマルかつ洗練されたコーナーが多数展開されています。その中でテレビのジョンは、抽象的な思考実験と日常の実感を結びつける「案内人」としての極めて重要な役割を担っているのです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。